Hollow Fiber Technology

3D細胞培養で生産効率アップ

3D細胞培養とは、Hollow Fiber Bioreactorを利用した三次元の細胞培養で、コンパクトに大量培養が行える方法です。効率的な生産でコストパフォーマンスの高い技術です。

(従来方法との比較はこちらをご参照ください。)

ラボスペースでの大量培養が可能になり、新たな製造施設を準備する必要はありません。

細胞増殖の様子

Hollow Fiber Bioreactor

バイオリアクターは中空糸膜により2つの培養スペースに分けられており、細胞は中空糸外側スペース(ECS)で生育され、新鮮培地は空糸内側スペース(ICS)を循環します。

 

バイオリアクターの中空糸は半透過性で、新鮮培地からグルコースやアミノ酸の供給、細胞老廃物である乳酸やアンモニアなどを透過させ、常時培地交換をしています。

細胞や高分子のグロースファクター及び細胞によって生産された抗体などのタンパクはECS内に残留します。

サイクリングシステム

アキュシストシステムでは、従来のホローファイバーカートリッジの流体力学特製を工学的に再検討し、ホローファイバー外部に培地供給用のエクスパンジョンチャンバー(EC)を設け、ECサイクリングとよばれる機構を導入することにより、バイオリアクター内の濃度勾配、無酸素ポケットなどの問題を一挙に解決しました。

中空糸膜とサイクリングシステムを利用することにより、従来の約100倍の細胞濃度で培養が可能となりました。

Hollow Fiber Bioreactor Systemは、効率的な高密度細胞培養が実現でき、この結果、抗体などの細胞分泌物を大量に且つ効率的に回収することが可能となりました。